つゆはらい

赤の装束に天狗の面、手ものには扇子と大杖を持って舞います。へんばいの儀式舞独特のゆっくりとした拍子から早い拍子へとかわります。古事記・日本書紀に見える猿田彦神(さるたひこのかみ)が、天下りされる邇々芸尊(ににぎのみこと)を道案内したとする神話に由来するとされ、また、刀を振るって悪魔を払ったとする神話から、災厄消除、悪魔祓いの舞とする伝承もあり、舞座に神様をお迎えするあたり一切の汚れや穢れを掃き浄める神事とされています。