えびす舞

五穀豊穣と天下太平を祈願して、福の神えびす様の舞です。下河内神楽団に伝わるえびすの舞は、舞の前半は「天下泰平、商売繁盛、五穀豊穣、家運隆盛、交通安全、大漁満足」の、6本の旗を持って舞、後に旗を釣り竿に持ち替えて鯛釣りの舞をいたします。6本の旗を持って舞うというのは他の十二神祇神楽団では「旗舞い」という独立した演目で舞われていますが、当神楽団ではいつの頃からかえびす舞のなかで舞われるようになったものと思われます。また、えびす様が歩んでこられる足の運びも独特の調子を踏む特徴のあるもので先代より受け継いだ貴重な技であり後世へと確実に受け継いでいかなければならないと感じております。